2019-01-29
女性の方が男性よりも多いといわれている便秘ですが、その原因は女性には胸式呼吸の人が多くて腹圧がかからない為に、腸のぜん動運動が鈍くなりがちなことや、食事の量が少ない事、またトイレを我慢する習慣から便意を感じなくなってしまうことなどです。
それからこれは女性だけでなく男性にも共通したことですが、現代は食事で摂る食物繊維が少なくなっているので、腸の中に便が長く滞留することになり発ガン物質を生じやすくなっているようです。
腸ガンにならない為には一刻も早く不要物を体外に排出しなくてはなりません。
梅肉エキスに豊富に含まれる有機酸は腸を刺激して腸のぜん動運動を活発にして
排便を促します。
また体内にある大食細胞「マクロファージ」(12/22のブログをご覧ください)を
活性化させることにより、外からの異物や細菌の侵入に抵抗する力=免疫力を高める働きがあります。
腸の話になると必ず腸内フローラの善玉菌・悪玉菌のことが関わってくると思います。その理想的な比率は発表される方によって少し差があるかもしれませんが、
だいたい善玉菌が3.5 悪玉菌0.5 日和見菌6 といったところです。
日和見菌(ひよりみきん)はその名の通りその時の腸内環境によって善玉にも悪玉にも
転ぶという菌です。
その日によって便の臭いが違うのは誰しもが感じておられる事でしょうが、これは食べた物によって日和見菌の数が変わるからです。
臭いが気になる方や、便秘が常習化している方は今すぐ食生活を見直されることを
おすすめ致します。
食物では繊維質がとても多いキウイフルーツを1日1個食べるとか、さつま芋(焼き芋・蒸し芋)を1日100gぐらい食べるのを続けると効果があると思います。
ところでちょっと意外な事ですが悪玉菌にも唯一つだけ長所があって、コレラ菌が
体内に侵入した時は束になって攻撃にかかるそうです。
でもコレラ菌の心配よりも全ガン中の半分を占める消化器系のガンにならない事の方が
重要なので、便秘の状態を改善して悪玉菌が増えないようにする為に、
梅干し・梅エキスがお役に立ちます様に願っております。
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