2018-10-16
梅の力
朝 梅を食べる習慣は私の弱い胃をすっかり標準レベルに引き上げてくれました。
お蔭さまでちょっと食べ過ぎてもそれまでのようにお医者さんへ駈け込まなくてはならないのは無くなりました。
家の子供が幼くて喉の痛みを長い間耐えて過ごしていたある時、まだ言葉も出ない
我が子がどんどん私が食べ終わったばかりのお茶碗に梅干しの器から梅干しを移して
いました。
元に戻すことも出きないので仕方なく塩だけで漬けた自家製の梅干をいっぱい食べました。その後子供を乳母車に乗せて散歩に出ますと何とも気分が軽くて心地良いのです。
それは長い間辛かった喉の痛みが消えていたからです!
あの時の気分の良さは何十年経った今でも忘れられません。
その経験から風邪で喉の痛い人には、梅酢を水で薄めてうがいされるように勧めています。梅酢が手に入らない時は梅干しの下にたまった液でも同様の効き目があります。
冬になると必ず引いていた風邪も今ではほとんど引かなくなりました。
引いてもたいへん軽く済みお医者さんへ行くほどのものは無くなりました。
ところで「民間療法」ということばをご存じでしょうか?
それは庶民が体験を積み重ねて伝承してきた病を治す方法、口から口に伝えられ現代に生き残った方法の事です。
「梅」はこの民間療法に役立つ最も重要な食品の一つです。
一昔前には日本の食卓に普通に有った梅干が今ではたいへん疎遠になっているように
思います。
残念な事です。
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