2019-02-15
今 白菜の塩漬けにハマっています。
何回か作ってみて私にちょうど良い塩加減にたどり着きました。
家には10kg用の梅のポリ容器があるので、白菜1個(約2㎏)をばらばらにして、水洗いしてからザクザクと切って、塩大さじ3と昆布の細切りを適量、そして鷹の爪(赤とうがらし)を4,5本入れて全体をかき回してから重石(3.5kg)をのせます。
1日1回上下をひっくり返して3日目ぐらいにちょっとすっぱい香りがしたら出来上がりです。このすっぱい香りが乳酸菌発酵したお知らせです。
白菜から出た水分にも乳酸菌があるので、切り干し大根を買ってきて水洗いしてぎゅっと搾り、白菜漬けに混ぜますと切り干し大根が水を吸ってくれて、とても良い感じになります。
白菜4分の1(約500g)に対して塩大さじ1と本に書いてありましたので、最初その通りやってみましたが、私にはちょっと塩辛く感じましたので、少し塩の量を減らしています。
白菜4分の1で漬けるのでしたら、ちょっと大きめのチャック付ポリ袋でされてはいかがでしょう。重石もペットボトルに水を入れて何本かのせたら代用になると思います。
さあ切り干し大根も水分を吸ってふやけましたら出来上がりです。
冷蔵庫で保管して、毎日サラダ感覚でお惣菜の一品として食卓に並べます。
亜麻仁油やオリーブオイルをかけたり、海苔やごまやかつお節などをトッピングして
飽きないように変化をつけいただいています。
漬物というとパン食には似合わないですが、生野菜のサラダとしてフルーツなども
添えてみたらパンにもお似合いでしょう!
ところで「プロバイオティクス」という言葉をご存知ですか?
体内の善玉菌作りに大きく貢献するもので、小腸内では乳酸菌が代表です。
大腸内で活躍するプロバイオティクスはビフィズス菌が代表です。
ヨーグルトの乳酸菌は動物性なので胃を通過する時に胃酸にやられて腸まで届きにくいのに対して漬物の植物性乳酸菌は腸まで無事に行くことができます。
ちなみにドイツ料理に「ザワークラウト」というキャベツを塩漬けにした料理があって、もちろんこのままで食べても良いし、これを使ってベーコンなどと煮込んでシチューにするのも良いようです。生のキャベツを使うよりも調理時間がたいへん短くて済む上に発酵している食材を使うことで、深い味が出せるようです。
私もザワークラウトを作ってみましたが、3日経ったらキャベツが黒くなってしまい嫌なにおいがして失敗に終わりました。
この状態は、「発酵」ではなく生命が終わった「腐敗」です。たぶん塩の量が少なすぎたのが失敗の原因かもしれません。
発酵食品は、善玉菌のような微生物によって発酵したことで生の食品のままより旨みや保存性を高めた食品です。納豆・しょうゆ・みそ・漬物など、時には毒を持つ食品を
解毒してしまう力を発揮します。
発酵食品は元の素材よりも栄養価や機能性が高まっていることがあります。
コンビニ弁当が多い食生活の方も意識して発酵食品を食事に取り入れることで最低限の自衛手段を心がけましょう!
梅干も発酵食品同様、胃腸の調子を良くする頼りになる食品です。
「梅干しはその日の難のがれ」という言葉があります。
朝食べると梅干しはゆっくり代謝するので、その日一日食べる物の解毒をしたりして
からだが守られるという意味です。
どうか毎日続けてお召し上がりくださいませ。https://www.ume-misuzu.com
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